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当初はMHFメインだったものの、気づいたらマゾゲやったりエロゲやったりゲームレビューを書いたりと、どこへ向かっているのか自分でもよくわからないブログ。

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『デモンズソウル』(PS3)
タイトル:『デモンズソウル』
ハード:PS3
発売日:2009年2月5日
販売:SCE
開発:フロムソフトウェア
ジャンル:アクションRPG
状態:3キャラ累計4周クリア/トロフィー100%
プレイ時間:約170時間

本当は3月中にレビューしようと思ってたはずが、風邪ひいたり尻が大変なことになったりしてズルズルと。お久しぶりですコンバンワ。
さて、今のところ2009年俺的ゲーム大賞のブッチギリ最有力候補であるデモンズソウルのレビューです。まぁプレイ日記やらで散々書いてきたので今更感漂いますが……これはちゃんと書いて残しておこうと。まとめ的な意味でも。

そしていざ書いてみたらとんでもない長さになりました。俺の心が折れるかと思いました。
以下、そんな長文レビューへ続きます。

あ、マジで長いのでご注意ください。
そして大半の文章を1ヶ月以上前に書いた&アップデート後は未プレイだったりするので、色々と古い部分はあるかと思います。その辺は適当にスルーしてくれると幸いであります。


■概要
SCEとフロムソフトウェアがタッグを組んで開発した、ダークファンタジーなアクションRPG。
パッと見の雰囲気は暗く地味、発売前の雑誌レビューではひたすらマゾいマゾいと言われ、SCEも売れると全く思わなかったのかプロモーションほとんど無し。それがフタを開けてみれば初週の消化率が90%を超えて難民続出、累計出荷本数も10万本を突破……果たしてこの事態を誰が予想出来たのだろうか。正直俺も「マゾいならネタになるかなー」という軽い気持ちで買いました、ハイ。まさかここまでハマることになるとは……キャッチコピーは「今、魂が試される時がきた」。本当に試されるから困る。


■ストーリー/世界観
舞台は中世ヨーロッパ風なオリジナルのファンタジー世界。野心に溢れた王様が封印されていた「古い獣」を目覚めさせ、それがきっかけで人を狂わせる深い霧が世界に広がっていく……みたいな話。
まぁぶっちゃけ、ゲーム中にストーリーみたいなのはほとんどありません。登場人物が喋る断片的な内容から、プレイヤーが色々想像する程度。昨今のRPGに多いムービーシーンなんかもほとんど無し。あくまでプレイヤーの主体性に任せるという姿勢がゲーム内容に凄くマッチしています。一本筋の通った素敵な世界観だと思う。雰囲気も凄くイイ。


■アクション
ひたすら出来が良い。攻撃するにも回避するにもガードするにもスタミナを消費するシステム(スタミナ管理が非常に重要)や、装備重量による動きの制限など、ただ単純に爽快感や気持ちよさを追求するアクションではありません。しかしそれがプレイ中のストレスになっていないのが凄い。反射神経は余り重要ではなく、敵の攻撃を把握して的確な攻撃を叩き込むという状況判断が大事。良く練られてるなぁと思う。
まぁそれも豊富でレスポンスの良いモーションがあってこそですが。

特に武器関係のモーションが充実しており、例えば一つの武器であっても

右手・片手・通常攻撃(R1ボタン)
右手・片手・強攻撃(R2ボタン)
左手・片手・通常攻撃orガード(L1ボタン)
左手・片手・強攻撃orパリィ(L2ボタン)
両手持ち切り替え(△ボタン) ※両手持ちでも通常攻撃、強攻撃、ガードが可能

など、装備箇所や押すボタンによって多彩に変化します。実際にはローリング中の攻撃やダッシュ中攻撃、崩し攻撃など他にもあったり。
また装備スロットも右手に2つ、左手に2つ、他は防具スロット・指輪スロット×2・矢スロットなど有り、武器に関しては装備してる2つの武器を簡単に切り替えられるのが素敵。右手武器は方向キーの右、左手武器は方向キー左でパッと変えられます。これにより、例えば

左手に持った触媒で補助魔法をかける

敵に接近しつつ方向キー左で盾に持ち替え、右手武器で斬りかかる

敵が離れたので方向キー右で右手武器を弓に切り替え、△で両手持ちにして遠距離攻撃する

みたいな操作をスムーズに行うことが可能に。
装備スロットの活用次第では変幻自在の戦いが出来、また自由度も高いためプレイヤーのスタイルによって様々な戦い方が出来ると……本当に良く考えられてるなぁと感心。

武器の総数こそ多くありませんが、種類的には短剣・直剣・刺突剣・曲剣・刀・大剣・特大剣・斧・大斧・竿状武器・槍・槌・大槌・・ナックル・弓・弩・触媒・盾(盾は武器扱い)と非常に多彩。当然全てモーションが違います。
同じ武器であっても右手と左手、もちろん両手でもモーションが変化し……とにかくアクションの多彩さとプレイヤーにたくさんの選択肢を提供することを重視したんでしょう。種別によっては使いづらいものがあったり、同種別内の武器数が少ないなどの問題はありますが。

えー、散漫になってきてますが、とにかく細かく丁寧に作り込まれたアクションだということを言いたいわけで。
この細かさは国産ゲームならではと思います。雰囲気は洋ゲーだけど、このクドい程の細かさは間違いなく国産ゲームと言えましょう。


■グラフィック
PS3のゲームとしては割と標準的ながら、見せ方が上手い。まぁ全体的に暗ーいマップが多いのですが、それが恐怖感や緊張感を煽る演出に直結してるというか。空気感というか雰囲気が凄く良いです。一部マップは気合入りすぎてて気が滅入ってくるけどね!
敵についてもこちらに絶望感を抱かせるような巨大な敵を抑えつつ、デザイナーは頭大丈夫かと思うようなグロい敵も居たり。本気で勘弁して欲しいと思う敵もいますが、このこだわりはグッド。でもやっぱりナメクジとヒルは無理。


■サウンド
基本的にボス戦以外でBGMは無し。だがそれがいい。ていうか無いのが正解。敵の不意打ちなんかは音が重要になってますし。あと塔エリア1の呻き声・鈴の音・叫び声、エリア2の心臓の鼓動音などが誘発する緊張感は、BGMが無いからこその演出だと思う。
またSE(効果音)はかなりグッド。武器で攻撃した時の音や重い鎧を付けて走っている時に鎧が擦れる音なんかはたまりません。

BGMにしろSEにしろ、とにかくゲーム中の雰囲気を壊さず演出を盛り上げることに注力している印象。
たまに流れるBGMは良質で、特に塔の騎士戦とアストラエア戦のBGMは素晴らしいと思う……最初はじっくり聴いてる余裕なんて全く無いけどね!曲数少なくてもいいからサントラとか出してくれないかなー。


■キャラクター
意外と多くの人物(NPC)が登場するゲームですが、雰囲気を壊さず出しゃばり過ぎず、かつ良い味を出してるキャラが多いです。セリフやイベントは余り無いのに印象に残るキャラが多いのよね。
会う度にピンチに陥ってるけど好青年っぷりが素敵なオストラヴァ、豪快で頼りになるイカスオヤジな双剣のビヨール、腹立たしいけど憎めないハイエナのパッチ、理知的なのに狂的で何か恐い賢者フレーキ、アンバサアンバサうるさい聖者ウルベイン一向、儚く根暗カワイイ魔女ユーリア、ヘェェェルプ!!が耳から離れない辺境卿ライデル、恐らく登場人物の中で一番良識人な大袋のトマス、気づいたら消滅してる青ニート、余りにも後味の悪い聖女アストラエアと騎士ガル・ヴィンランド、仕草が反則的に可愛いみんなの嫁・火防女などなど……何か変なのが含まれてますが気にしないでください。

自己主張をほとんどしないのに、妙に印象に残ります。たぶん開発者の意図通り、プレイする側が勝手に色々と想像して補完してるせいもあるんでしょう。
強いて言うなら、スキルヴィルやライデル卿、セレン・ヴィンランドあたりはもう少しイベントみたいなのが欲しかったところですが。キャラは良さそうなのに影が薄いです。ある意味黒ファントム化した時の凶悪さが売りなのかもしれないけども……何となく挑んだ黒スキルヴィルの魔法で蒸発したのは良い思い出。


■オンライン要素
プレイレポートの第一回を見てもらった方が早いですが、これまでのオンラインゲームに無いシステムが色々実装されてます。
近くで動いている他プレイヤーが見える幻影システム(1人じゃないから寂しくないよ!)、ヒントや騙しなどあって評価されると体力が回復するメッセージシステム、他人の面白い死に様がリプレイで見られる血痕システム。また1匹のデーモンを倒すまでという救済的な意味合いの強い青ファントムによる協力プレイ、生身の他プレイヤーを倒すことで自身が生き返られる対戦プレイなど。

チャットなどは無く、最低限のコミュニケーションしか取れない……なのに他プレイヤーと緩やかに繋がっている感の得られるこれらのオンライン要素は秀逸。
ま、協力&対戦については不満もあるんですけど。それでもこのシステムを考え、ちゃんとした形で実装したことは大きく評価すべきだと思う。ブラボー。


■難易度
よくマゾいマゾいと言われるゲームだけど、きちんとやった上で考えてみればそんなこともないです。少なくとも理不尽なマゾさというのはほとんどなく、死ぬ要因はほとんど自分のミスだったり不注意だったり。
まぁ……ゲームを開始して最初のボスを倒すまでの難易度はもうちょっと低くても良かったかなぁと思いますが。個人的には「これこそデモンズソウルだ!」と言われてるようで好きなんですけど、やはりあそこで心折られる人もいるんじゃないかと。レベル上げ出来ないし魔法・奇跡も覚えられない、救済措置がほとんど無い場所ですから。

最初のボスさえ倒してしまえば、レベルアップ出来るわ魔法や奇跡覚えられるわ色々なマップに行けるわ協力プレイも出来るわで一気に自由度が高まり、時間さえかければアクションが苦手な人でもどうにかなるようになってると思うんです。(たぶん)
もしそこに到達するまでに「これは無理…」と思ってる人も、何とか頑張ってみて欲しい。途中で投げるには余りにもったいないゲームです。いや、まぁ、人を選ぶゲームであるのは確かなんですけども。

あぁでも、2周目以降の難易度はガチ。これぞマゾゲー。1周目がウォーミングアップだったんじゃないかと思える程。
犬とか凶悪過ぎるだろ……だがそれでいい。それがいい!


■不満点
全力でベタ褒めしてきましたが、不満点も結構あります。

・一部のメニュー操作が不親切
矢をまとめ買いできないのがメンドイよ!

・余った装備の使い道が無い
このゲームには「売却」みたいなシステムがありません。これはなぁ……特に2周目以降も全く同じアイテム・装備を入手するだけに、何か欲しかったところ。入手してもその場で捨てるのは何だか切ないものがあります。
売ってソウルに換えるというのが世界観に反するのであれば、せめて装備は溶かして鉱石に戻すとか……いやそれも変か。何か消費アイテムと交換してくれるNPCとか?そういうのがあれば良かった。

・オンラインプレイのレベル制限が厳しい(※アップデートで修正されたとのこと)
対戦プレイはまだしも、協力プレイまでレベル差10以内じゃないとマッチング出来ないというのは……せめて2周目以降のプレイヤー同士なら制限無しとかにして欲しかった。レベル上限が確か700超えるらしいので、上げれば上げるほどバラついてマッチングしにくくなるという。
100超えると途端に青サインが見えなくなって寂しい思いをするのよね。ステータス上げたいけどマッチングしたいので敢えてレベル上げない人も結構いるのだとか……すると高レベル帯は一層マッチングしづらくなるという悪循環。

・防具の種類が少ない
純粋にもっと種類が欲しかったです。性能に関しても余り変わらない(重量の違いは大きいけど)ってのがなー。
武器と同じで強化出来たり、魔法系の防具なら魔法攻撃力UPとか(ターバンあるけど)重量系装備なら盾の受け能力上がるとか暗殺者系なら気配が小さくなるみたいな特色がもっとハッキリしてれば、色々組み合わせを楽しめたかもしれないのに。

・ソウル傾向の調整が面倒(※アップデートで修正された?)
マップや自身のソウル傾向によってイベントが発生したり入れなかった場所に入れるようになったりするのですが、その傾向を変えるのがとにかく大変。これまでプレイレポートで書いてきた通り、他プレイヤーに殺してもらったりひたすら自殺したり罪のないキャラを倒さなきゃいけなかったり……
特にオフラインでプレイしてる人は相当大変らしいので、この辺は考慮して欲しかったところ。

・魔法「酸の雲」の異常性能(※アップデートで修正されたとのこと)
必要スロットは1のみ、消費MPは少ない上に判定は広範囲。何より一発当たると装備してる武器防具全ての耐久度が0になるという極悪仕様。対人以外では全くと言って良いほど使えませんが、こと対人においては最強の嫌がらせ魔法と化してます。中には完全に嫌がらせ目的で「裸で侵入→酸かけて適当に遊んで殺される→また侵入」みたいなことをやるプレイヤーも。
まぁプレイヤーのモラルの問題と言えばそれまでですが……せめて消費MPが100とか、1回当たると耐久度が10%落ちるだけとか、当たると一時的に耐久0になるけど3分後には直るとか、そういう仕様で良かったんじゃないかと思う。

・全体ボリュームの少なさ
ま、これは1周目プレイでは全く感じず、何周もプレイしてから感じたことなんですけど。やっぱり5マップは少ないなと。各マップもエリア1と2は作り込まれてるのに3はほとんどイベントボス戦扱いみたいなのが多いし。
せめてもう1マップあれば……そこをDLコンテンツに期待していたのですが、発売2ヶ月以上経っても何の音沙汰もありません。チクショウ、無いのかー。

追記:
……意外とアップデートで修正されてるNE!


■総評
長々と書いてきました。たぶんこれまでレビューしてきたゲームの中で最長のはず。それをぶち壊すかのように、一言で感想を表してみましょう。

デモンズソウル最高!!

これに尽きる。うん、書いてきた通り不満点は色々あります。↑以外にも対人戦のラグやバランスの問題とか、1度クリアしてマップや敵に慣れてしまうと作業プレイになりがちな点など、オリジナルタイトルならではの粗さ&物足りなさは確かにあります。
が、それを差し引いても最初に挑むマップの緊張感、何の事前情報も無しに挑む巨大ボスで味わう絶望感、そしてそれらを突破できた時の達成感は、ここ数年ゲームで味わえなかったものです。こんなにドキドキしながらプレイ出来たのは、初代モンスターハンター以来。

メインで開発を担当したフロムソフトウェアと、PS3というハードでここまで尖ったゲームを作ることを決断し、バランス調整やオンライン要素の作り込みをサポートしたであろうSCE(スタッフロールを見る限りではオンライン関係はSCE主導かも?)、両社に「こんなゲームを出してくれてありがとう!」と伝えたい。
……我ながら信者っぽ過ぎて気持ち悪い気もしてきましたが、敢えて気にしないようにします。アンバサ。


以上、長々しいレビューでした。うん、いつかDLコンテンツが配信されると信じて俺はこのソフトを売らずに取っておくよ!だから頼むよ!
あと続編。今回が1作目にしては完成度高すぎるっつうかこんなゲームが完成したこと自体が奇跡に思えるため色々不安な面もありますが、何とかブレずにこだわりを持ったまま作って欲しいと願って止みません。





■オマケ
最近ニコニコでUPされたデモンズソウルの出来の良いMAD。ランキング上位に入ってたので見た方も多いとは思いますが、曲のチョイスやカメラワーク、シーン構成が秀逸。
そんなに激しいネタバレとかは無いけど、プレイした後で見た方が色々楽しめるとは思います。オススメ。

ゲームレビュー | 【2009-04-28(Tue) 00:14:32】 | Trackback:(0) | Comments(-)
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